万博弾丸遠足が話題になっていますね。
過密なスケジュールや現場の混乱が大きな問題となっています。
そうした中で、万博遠足に行くことに疑問や不安を抱いて、
「行かない、休ませる」といった選択を考える親も少なくありません。
この記事では、万博遠足に行かない理由5選!と子どもを休ませる判断基準について、考察しますね。
万博遠足とは?

「万博遠足」とは、大阪府が府内の小中高生らを学校単位で大阪・関西万博の会場へと無料招待する事業です。
吉村洋文知事が「肌で万博、未来社会に触れてもらいたい」との強い意向で事業化されました。
対象校は府内の小中高と支援学校の計1879校(児童生徒数計約88万人)とされています。
万博遠足は貴重な経験になるといった意見もありますが、安全面や本当に教育的に価値があるの?
といった意見もあります。
また、吹田市や交野市などの自治体も不参加を決定しています。
万博遠足に行かない理由5選と休ませる判断基準は?

万博遠足に行かない、休ませる理由として以下の5点が考えられます。
- 安全面は大丈夫?
- 教育的価値って本当にあるの?
- 子どもの体調と気持ちを考える
- 学校によっては行かない
- 保護者の良心
1:安全面の懸念
メタンガス問題
会場となっている夢洲では、メタンガスや硫化水素など有害ガスの発生が報告されています。
ある保護者は「豊中市内中三の保護者です。有害なメタンガス・硫化水素・一酸化炭素の発生をはじめとした安全性に関するリスクがあるにもかかわらず、『何が何でもの開催』ありきで、万博を強引に推進しようとする政治の姿勢に強い懸念を覚えます」と語っています。万博校外学習を心配する親子の会
熱中症の心配
万博の下見に参加した方のは、会場に日よけが少なく、4月でも熱中症になりそうといっています。
これから夏にかけて、さらに厚くなる中で、熱中症の心配は無視できないですね。
過密なスケジュールで子どもがかわいそう!
万博弾丸遠足と言われるように、
「スケジュールが過密すぎる。子供がホンマかわいそうや」
数千人もの児童生徒らでごった返す万博会場の東ゲート前広場で4月、300人超の児童を同僚とともに引率してきた小学校の女性教員はそう漏らす。
産経新聞
「高学年の一部の昼食時間は約10分しかなかった」という事例も報告されています。
短時間の食事では、子どもの体に負担をかけるのは明らかですね。
2:教育的価値に対する疑問
「パビリオンの割り振りが遅すぎて、事前学習がまともにできない」という声があります。
校外学習が目的のはずが、十分な指導計画ができないまま遠足にいって
お弁当を食べて帰る。
そのような万博校外学習に意味があるの?
という疑問があります。
3:子どもの体調と意思を考えた判断
特に低学年や体力に自信がない子どもは無理をさせないという専門家もいます。
また、子ども自身の意見を聞くことも大切だとという意見もあります。

4:学校によっては行かないところもある

5:保護者の罪悪感の問題
また、逆に、万博遠足に生かせてから、本当に子どもを良かったのかと後悔することもあります。
いろいろな意見がある中、考えてしまうわけですね。
「遠足は単なるお楽しみではなく、校外学習です。親の意向で休ませることは子供の教育機会を奪うことになります」という意見がある一方で、「安全性に不安がある中、万博校外学習には賛成できません。命懸けのような遠足に子どもを送り出すわけにはいかないです」という声もあります。
子どもの安全を考えて、リスクの少ない方法を選べぶことは大切ですね。
万博遠足に行かない、休ませる場合はどうしたらよいか?

もし、万博遠足に行かない判断をしたらどうしたら良いでしょうか?
まず、気になるのは、学校にどう話すかですね。
学校への伝え方
万博遠足を休ませる場合は、何が心配か、その理由を学校へ率直に伝えるのが良いでしょう。
ここに上げた「万博遠足に行かない理由と休ませる判断基準の5選!」を参考にすることができます。
休ませる場合は早めに学校に連絡し、当日の学習サポートなどについて相談しておくとスムーズに行きます。
休ませた日の過ごし方
親がどうしても休ませたいと思って、子どもも納得したならその日を楽しい日にすることができます。
あるいは、家でゆっくりと子どもと時間を過ごすのもいいでしょう。
いずれも、「あの子はずるい!」と他の子に思われることもあるので配慮は必要ですね。
万博遠足に行かない選択は子どものことを考えて

万博遠足に行かない、休ませるについて考えました。
万博遠足に行かせるかどうかの判断は、最終的には「子どもの安全と健康」を最優先に考えるべきでしょう。
安全面の不安、教育的価値の疑問、子どもの意思、体力面の懸念など、様々な要素を総合的に判断することが大切です。
「みんなが行くから」という理由だけで決めるのではなく、自分の子どもにとって何が最善かを冷静に考えることは良いことです。
また、判断に迷う場合は、学校の先生や他の保護者と情報交換するのも良いかもしれません。
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