日本人ファーストをわかりやすく解説！小学生にもどういうことかがスッキリわかる具体的な例付き

• 給食の時間の考え方
  • 「まずは自分たちのクラスのみんな（日本人）がお腹いっぱいになれるように給食を分けよう。もし余ったら、隣のクラスの子（外国人）にも分けてあげようね」という考え方。

• お小遣いの使い道
  • 「お母さんにもらったお小遣いは、まず自分（日本）が欲しいゲームを買うために使おう。お金が余ったら、友達（他の国）へのプレゼントを買おうかな」という考え方。

経済や仕事の問題：

主張の例: 「海外の企業を助けるためにお金を使うより、日本の会社がもっと元気になるように税金を使おう！」「外国から安い製品をたくさん輸入するのをやめて、日本の農家や工場を守ろう！」

身近な例: コロナ禍でマスクが不足した時、「海外に送るよりも、まず日本国内で困っている医療従事者やお年寄りにマスクを配るべきだ」という声が多く上がりました。

これも一種の日本人ファースト的な考え方と言えます。

税金や社会保障の問題：

主張の例: 「外国から来た人の生活を支えるためにお金を使うなら、その分を年金で暮らす日本の高齢者や、子育てで大変な思いをしている日本の家庭への支援に回すべきだ！」

背景: 少子高齢化が進む日本では、医療や年金など、社会全体で人々を支えるためのお金（社会保障費）が増え続けています。

限られた予算を「誰のために優先的に使うべきか」という議論の中で、この言葉が使われることがあります。 

国別の内訳（2024年データ）

 • ベトナム：約51万人（1位） • 中国：約39万人（2位）• フィリピン：約23万人（3位）

厚生労働省

• 賛成派（19%）：「日本国なので日本人ファーストは当然」

• 反対派（46%）：「外国人を差別する考え方に全く同意できない」

①他の国との関係が悪くなるかも？

学校のクラスの例え: もし自分のクラスが「自分たちのことしか考えない！他のクラスのことなんて知らない！」という態度をとり続けたらどうでしょう。

他のクラスから「自分勝手なクラスだ」と嫌われて、運動会や文化祭のような学校行事で協力してもらえなくなるかもしれません。

実際の国の関係: 日本は、食料や石油・天然ガスといったエネルギーの多くを海外からの輸入に頼っています。

「日本人ファースト」を強く主張しすぎて、他の国との貿易ルールを守らなかったり、協力しなくなったりすると、最終的に日本自身が困ってしまう可能性があります。

②日本に住む外国人の人たちが悲しい思いをするかも？

転校生の例え: あなたのクラスに来た転校生に対して、「君は違う学校から来たから」という理由で仲間外れにしたら、その子はとても悲しい思いをしますよね。

実際の社会: 今、私たちの身の回りには、コンビニやスーパー、工場、介護の現場など、様々な場所で働く外国人の人たちがいます。

彼らも日本社会の一員として、税金を納め、私たちの生活を支えてくれています。

「日本人じゃないから」という理由で、必要なサポートが受けられなかったり、差別的な扱いを受けたりするのは、人として正しいこととは言えません。

③「差別」や「いじめ」につながる危険性

「日本人だから優遇する」「外国人だから後回しにする」という考えは、「〇〇だから」という理由だけで人を区別する「差別」につながりかねません。

これは、肌の色や生まれた国、信じている宗教などで人を判断し、いじめることと同じ構造の問題をはらんでいます。 （情報元: 法務省「外国人に対する差別や偏見をなくしましょう」）

• 日本人ファーストとは？
  • 「日本や日本人のことを最優先に考えよう」という考え方。
• なぜ話題に？
  • 経済や税金の使い方など、身近な問題と結びつけて語られるから。
• 何が問題？
  • 行き過ぎると、国際関係の悪化や、国内での差別につながる危険性があるから。