2025年6月の東京都議選で、千代田区という激戦区で無名の公認会計士が平愛梨の弟を破って当選する「奇跡」が起きました。
その主役がさとうさおり(佐藤沙織里)氏です。
偏差値40の高校から公認会計士になり、35歳独身で都議会議員として頂点を極めた彼女のすごい経歴と学歴を徹底調査しました。
さとうさおりプロフィール

YouTubeより引用
・本名: 佐藤沙織里(さとう さおり)
・年齢: 35歳(1989年7月28日生まれ)
・出身地: 茨城県(海に面した地域)
・職業: 公認会計士・税理士・東京都議会議員(千代田区選出)
・党派: 減税党党首
・学歴: 茨城県立高校卒業(偏差値40)
・家族: 独身(本人公言)、2023年に卵子凍結実施
貧困家庭出身でありながら、15歳から出稼ぎで家計を支え、23歳で公認会計士を目指し、現在は都議会議員として活躍する異色の経歴を持つ政治家です。
「減税メガネ」の愛称で親しまれ、YouTubeチャンネル登録者数は37万人を超えています。
さとうさおり都議選当選までの経歴が凄すぎる

YouTubeより引用

さとうさおり氏の都議選当選は、その壮絶な経歴があってこそ実現した「出世物語」です。
驚愕の経歴一覧
・1989年: 茨城県の貧困家庭に生まれる
・2004年(15歳): 家計を助けるため東京に出稼ぎ開始
・2007年: 偏差値40の茨城県立高校卒業
・2009年: 株式会社kings Know入社(飲食コンサル)
・2016年: 有限責任監査法人トーマツ入社(公認会計士取得後)
・2020年: 佐藤沙織里公認会計士・税理士事務所設立
・2023年: 千代田区議選出馬(落選)、減税党「さ党」設立
・2025年: 都議選千代田区で初当選
さとうさおり氏のYouTube「自分の話」からわかる経歴:
高校生の時から家計を支えるため、東京で「謎のユニット」を組んで活動していたという異色の経験があります。
- 内容:15歳の時に東京の謎な会社でユニットを組むことになったと話しています
- 具体的な発言:「そこで出会った謎な会社ここでユニットを組むことになる」「謎のユニット結成され2週間に1回謎のトークショーを開催することになる」
「お前は島田紳助だ。ネタを考えろ」
- 内容:ユニットを組まされた際に言われた言葉として紹介
- 具体的な発言:
「相方お前は赤やさんまだ佐藤さおりお前は島田紳助だ」
「佐藤さおりお前は島田紳助やと言われてネタを考えろ考えるんだ」
高校卒業後、飲食コンサルティング会社で新店舗開設に必要な100名の採用を一人で担当。
- 内容:18歳で高校卒業後、飲食のコンサルティング会社で働いた時の話
- 具体的な発言:
「次の仕事は飲食のコンサルティングの会社」
そこで私が任されたのは1店舗1億円の売上,
そしてその店舗で使う100名の採用
私はトークショしかしたことがない
採用なんてもっての他だ
でもやらないといけない100名採用しました。
過労で倒れるまで働き続けた経験を「人生での1番の暗黒期」と振り返っています。
- 内容:飲食店での仕事時期を人生最大の暗黒期として言及
- 具体的な発言:「もう暗黒期人生でこの時期を超える1番の暗黒機はないと言っても過言ではない」
公認会計士資格取得後、大手監査法人トーマツに入社。
しかし就職活動では「高卒でしかも偏差値40の高校出身なのでかなり厳しい」と言われながらも、見事に合格を果たしました。
- 内容:公認会計士試験の勉強開始時と就職活動時の両方で言及
- 具体的な発言:
- 「高校の偏差値40切ってるお前が無理だろって言うよね」
- 「佐藤の場合高卒だし偏差値40の学校だしなかなか難しいと思うよ」



これほど多岐にわたる職歴を持つ政治家は珍しく、特に15歳からの出稼ぎ経験は現代の政治家では考えられない壮絶さです。



この苦労があったからこそ、庶民の痛みを理解できる政治家になったのでしょう。
さとうさおりの高卒から公認会計士への学歴ストーリー





さとうさおり氏の学歴は、一般的な公認会計士とは大きく異なる特徴的なものです。
壮絶な生い立ちと学歴
家庭環境
- 4人兄弟、父親自営業、母親介護士
- 年収200万円程度の貧困家庭
- 本人証言:「生まれは茨城、兄弟4人、貧乏」
住環境
- 家にネズミが走り回るような状況
- 本人証言:「家の中にねずみが走り回っていた」
食生活
- 海で貝を採ったり、山でキノコを採って食べる生活
- 本人証言:「キノコや貝を採って食べた」
小学2年生での気づき
- **「魚の釣り方を覚えないと貧乏から脱せない」**という理解
- 本人証言:「自分が貧乏なのは金持ちのせいじゃない。釣った魚を貰い続けるだけでは格差は解消しない。魚の釣り方を覚えないとだめ」
夢を諦めた高校時代


写真はイメージ
医師の夢
- 「お医者さんになりたい」→「お金がかかるからダメ」
- 本人証言:「小さい時の夢は医者になりたい。それを親に言うも1秒で玉砕。金がない」
看護師の夢
- 30km離れた看護学校への通学を「バス代が払えない」理由で断念
- 本人証言:「看護学校は自宅から30キロ以上離れており、バス代が払えなかった」
- 「遠い看護学校に毎日自転車で通う」vs「近くの高校に歩いて通う」の選択肢を提示される
高校選択
- 近くの偏差値40の県立高校に進学
- 本人証言:「徒歩で通える距離の公立高校に進学」「その高校は偏差値40程度だった」
- 学年トップクラスの成績、防衛大学から直接スカウトを受ける
アルバイト
- ガソリンスタンド、コンビニで家計を支援
- 本人証言:「15歳から出稼ぎに行く」「茨城の周りのコンビニは時給700円」「近くのエネオス(ガソリンスタンド)は時給720円」
防衛医大への挑戦
- 体重基準(167cm、43kg)を満たせず受験断念
- 本人証言:「体重が足りない167cm43kg。どうやっても増えない」
東京での特殊アルバイト
- 15歳でお笑いユニットを組む
- 2週間に1回のトークショーで5000円を稼ぐ
- 本人証言:「15歳の無垢な少年と別の相棒とユニットを組まされ」「2週間に1回、2〜3時間のトークショーを行い、5000円を稼いでいた」
家計支援の実態
- 「自分のものは自分で買い揃える、全て自分で調達する」
- 15歳から家計を支える責任を負う
23歳での人生転換


写真はイメージ
転換のきっかけ
- 月500時間を超える過酷労働で体を壊す
- 19歳で過労と診断される
- 本人証言:「月の労働時間500時間を超えた」「新断名(診断名)過労。そりゃそうだ」
- 「稼ぐには頭を使うか体を使うか。19歳でこれじゃ体が持たない。なら頭を使おう」
公認会計士を選んだ4つの理由
本人証言:「次に何を目指すかと考えた時に、この4つの理由から公認会計士を選んだ」
本人証言:「期間も必要ない」
1:公のための仕事ができる
本人証言:「公のための仕事」
2:高卒でも挑戦可能
本人証言:「高卒でも可」
3:大学進学よりお金がかからない
本人証言:「お金がかからない」
4:短期間で資格取得できる
本人証言:「期間も必要ない」
専門学校での苦労
入学拒否
- 「君には無理だ」と一度断られる
- 本人証言:
「専門学校に申し込みをしたところ、1度は入学を断られた」
「君には無理だ、そこまで言われた」
「専門学校って断られることあるの?お金を入れれば誰でも入れるのが専門学校じゃないの?」
特別席
- 授業についていけず、後ろに特別席を用意される
- 本人証言:
「働きながら通っていた私は、授業についていけなくなり、とうとう1番後ろに特別席が用意され、専属の教師がついた」
周囲から「専属家庭教師」と陰口を言われる
挫折
- 「税理士コースに変更したい」と泣いて懇願
- 本人証言:
「先生に泣きつく。もう税理士コースにしてください。無理です。本当に無理です」
「予備校の廊下で泣いた。もう無理です」
初回不合格
- 「あと1点」で落ちて、むせび泣く
- 本人証言:
「初めて受けた試験は、残り1点で不合格でした」
「忘れもしないあの山手線JR田町駅。電車を降りた瞬間、家まで、むせび泣いて言いながら。もう死にそうになるぐらい、真っ暗」
「人生で1回ですよ。悔しくて悔しくて悔しくてしょうがなくて、むせび泣いた1日っていうのは」
奇跡の合格
再挑戦の決意
- ベテラン受験生からの励まし
- 本人証言:「ベテラン受験生に相談した。『絶対やめない方がいいよ。絶対絶対絶対。そんなのやめない方がいいよ。もう僕なんて全然残り1点どころか、全然ダメだった。いや、お前は頑張れ。もうちょっとお前は頑張れ』」
段階的合格
- 簿記1級:2回目で合格(「30分で終わった。もう余裕余裕」)
- 短答式試験:2回目で合格
- 論文式試験:1回目は落ちるが、2回目で合格
教師陣からの評価
「佐藤が教師人生の中で1番伸びた生徒だ」
本人証言:「最後に挨拶しに行った、教えてくれてた専属家庭教師と言われてた先生に、専属家庭教師何人もいた私に教えると、みんな専属家庭教師になることになる。
みんな口揃えて言った『佐藤が教師人生の中で1番伸びた生徒だよ。びっくりさせられたよ』」
合格時の状況
- 就職氷河期にも関わらず、希望の大手監査法人に合格
- 「25歳未満の早慶以上の学歴がないと会計士買っても難しい」と言われる中での快挙



小学2年生で既に経済の本質を理解していた洞察力には驚かされます。



また、専門学校で一度入学拒否されながらも最終的に「1番伸びた生徒」と評価されたのは、彼女の不屈の精神力を物語っていますね。
まとめ:さとうさおり都議選当選の経歴・学歴がすごい理由
さとうさおり氏の都議選当選とその経歴は、現代日本社会の変化を象徴する出来事でした。
彼女の経歴がすごい理由:
・貧困家庭→15歳出稼ぎ→高卒→公認会計士→都議という波乱万丈の人生
・偏差値40の高校から難関国家資格取得という学歴コンプレックス克服
高卒から公認会計士、そして都議会議員への道のりは、「努力すれば出身や学歴に関係なく成功できる」ことを証明しました。
さとうさおり氏の成功は、学歴社会への挑戦であり、既成政治への対抗であり、そして女性の生き方の多様化を示す象徴的な出来事といえるでしょう。



さとうさおり氏の人生は、まさに「現代日本のアメリカンドリーム」とも言える成功物語だと思います。



彼女のような政治家が増えることで、日本の政治がより身近で現実的なものになっていくのではないでしょうか。

