2025年11月18日、俳優で猟師としても活動する東出昌大さん(37歳)が、週刊誌SPA!に寄稿したクマに関するコラムが大炎上しています。
「クマはそんな危ないもんじゃない」という発言に対し、SNSやニュースサイトのコメント欄には批判が殺到。
環境省が発表した過去最悪のクマ被害統計と真っ向から対立する内容に、「被害者への配慮が足りない」との声が相次いでいます。
東出昌大プロフィール

東出昌大 Instagramから引用
東出昌大(ひがしで まさひろ)
- 生年月日: 1988年2月1日(37歳)
- 出身地: 埼玉県
- 身長: 189cm
- 血液型: A型
- 職業: 俳優、ファッションモデル、猟師
- 主な経歴: 2004年「第19回メンズノンノ専属モデルオーディション」でグランプリ受賞。2012年映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビュー。2020年に離婚後、2021年頃から北関東の山小屋で狩猟生活を開始。2024年8月に元女優の松本花林さんと再婚。
東出昌大さんは、モデルとして華々しくデビューした後、俳優として数々の話題作に出演してきました。
2020年の不倫騒動を経て、現在は山での狩猟生活を送りながらフリーランス俳優として活動を続けています。
猟師免許を取得し、自給自足に近い生活を実践する独自のライフスタイルで注目を集めています。
2025年のクマ被害は過去最悪ペース

環境省が発表した最新統計(2025年11月17日):
- 被害件数: 176件(過去最悪)
- 被害者数: 196人(過去最悪)
- 死者数: 13人(2023年度の6人の2倍以上)
- 対象期間: 2025年4月~10月
なぜこれほど被害が増えているのか?
- 山の木の実の不作でクマが餌を求めて人里に降りてくる
- 人の生活圏での目撃・被害が全体の7割以上を占める
- 市街地や住宅周辺での出没が増加
このように、クマ被害は「山奥の話」ではなく、私たちの日常生活圏にまで迫っている深刻な問題なのです。

これだけの統計を見ると、クマ被害が決して「騒ぎすぎ」ではないことが分かります。



実際に命を落とした方が13人もいるという事実は、非常に重いものですね。
東出昌大はどこの山で暮らしている?


最も有力な候補地:山梨県北都留郡丹波山村
複数の報道や地元住民の目撃情報から、以下の理由で丹波山村が有力視されています:
- 都心からのアクセス: 東京から約2時間で到着可能
- 自然環境: 緑豊かで温泉もあり、自給自足生活に適している
- 狩猟環境: ジビエ加工工場があり、猟師としての活動がしやすい
- 移住者の受け入れ: 都会からの移住者が多く、移住しやすい環境
東出昌大さん本人は「北関東の山小屋」としか明かしていませんが、報道では「関東近郊の山」とされており、山梨県丹波山村やその周辺が最有力とされています。
丹波山村でのクマ目撃情報:
実は、東出昌大さんが住んでいると言われる丹波山村でも、2025年にはクマの目撃情報が複数報告されています。
山梨県自然共生推進課のXアカウントでは、2025年11月15日にも丹波山村での目撃情報が投稿されていました。
つまり、東出昌大さんが「クマはそんな危ないもんじゃない」と語る地域でも、実際にはクマの出没が確認されているのです。



東出昌大さんが住む山の近くでもクマが出没しているという事実を知ると、彼の発言との温度差を感じずにはいられませんね。
東出昌大の「熊は大丈夫」発言の内容


東出昌大さんの主張のポイント:
- 「クマはそんな危ないもんじゃない」
- 「日常的に山に出入りしている身からすれば、クマには滅多に出合わない」
- メディアに対して「そんな危ないもんじゃないですよ」と答えるが、編集部は快く思わないためお断りしている
- クマ報道は過熱しすぎている
- 「メディアは『クマは数字が取れる!』と気付いたから過熱している」
- 交通事故死2000人超、自殺者2万人超と比較して、クマによる死者数は一定数で変わっていない
- クマ騒ぎの源泉は心理的なもの
- 「なにかを仮想の敵とし、吊し上げる対象を見つけたいという欲求を抱えた現代日本人の心ありよう」
- 若い猟師を増やすべき
- 猟師の高齢化がクマ出没の一因
- 「クマがこれ以上迫害されない為に、若い猟師が増えてほしい」



東出昌大さんの視点は「山に住む猟師」としてのものですが、実際にクマ被害に遭った方や、恐怖を感じている地域住民の視点が欠けているようにも感じます。
「クマはそんな危ないもんじゃない」は本当なのか?統計との矛盾


東出昌大さんの主張:
「一昨年が6人、今年が5人(令和7年8月末時点)と死亡者の欄に数字はあるが、令和3年5人、平成28年4人、平成22年4人と、以前からお亡くなりになる方は一定数いた」
実際の最新統計(2025年11月17日環境省発表):
- 死者数:13人(東出さんが言う「5人」から大幅に増加)
- 被害者数:196人(過去最悪)
- 被害件数:176件(過去最悪)
10月だけの被害が特に深刻:
- 10月の1ヶ月間で88人が被害
- うち7人が死亡
- これは過去最悪だった2023年度を上回る数字
「以前から一定数」という主張への反証:
確かに毎年数名の死者は出ていましたが、2025年の13人という数字は、2023年度の6人の2倍以上。
「一定数」というよりも、明らかに「急増している」というのが正確な表現です。



数字を冷静に見れば、「危なくない」とはとても言えない状況だと思います。



統計データは、東出昌大さんの実感とは大きくかけ離れていますね。
SNSで批判殺到!「配慮不足」の声


実際のSNS・コメント欄での批判:
X(旧Twitter)では、実際に以下のようなコメントが投稿されています:
「東出昌大が語る『クマはそんな危ないもんじゃない』 いや、危ないでしょうよ。お亡くなりになった方が沢山おられるのに、軽く言わないで欲しい。」




コメント欄での主な批判内容:
Coki – 東出昌大「そんな危ないもんじゃないですよ」に批判続出
- 「被害件数が増えているのに”そんな危ないもんじゃない”と言われても、住民の恐怖が伝わらない」
- 「クマ被害で亡くなった人もいる以上、軽視とも受け取れる言い回しは不快だ」
- 「猟師視点だけで語るのではなく、地域住民・被害者視点が薄い」
- 「クマの犠牲になった人、その家族に対し、とんでもない発言。容認できない」
なぜこれほど批判が集まったのか?
- 被害者・遺族への配慮不足
- 実際に命を落とした13人の遺族や、196人の被害者の存在を軽視していると受け取られた
- 地域住民の恐怖を理解していない
- 山に住む猟師の視点と、住宅街にクマが出没する地域の住民の恐怖には大きな温度差がある
- タイミングの悪さ
- 過去最悪の被害統計が発表されたタイミングでの「危なくない」発言
- 報道批判への反発
- 「メディアが騒ぎすぎ」という主張が、実際に被害に遭っている人たちの現実を無視していると受け取られた



SNSの反応を見ると、東出昌大さんの発言が多くの人の神経を逆なでしたことがよく分かります。



特に被害者やその家族の立場を考えると、配慮が足りなかったと言わざるを得ませんね。
専門家はクマの危険性をどう見ているのか?


専門家の見解:
クマ研究の専門家や野生動物の専門家は、2025年のクマ被害について以下のように警告しています:
- 生活圏での被害が7割以上
- 従来は山の中での遭遇が多かったが、現在は住宅地や市街地での被害が急増
- 人慣れしたクマの危険性
- 人を恐れないクマが増えており、従来よりも攻撃的な行動が見られる
- 2025年以降も被害が続く恐れ
- 環境省も「今後も被害が続く恐れがある」として警戒を呼びかけている
札幌市の事例:駆除への批判が減少
札幌市では、ヒグマの出没が急増し、2025年にはすでに17頭を駆除。
12年間でわずか10頭だった駆除数が大幅に増加しています。
以前は「クマを殺すのはかわいそう」という批判が多かったものの、市街地での被害が深刻化するにつれて、そうした声は減少しています。
山に住む猟師 vs 住宅街の住民
東出昌大さんのように、日常的に山に出入りし、猟銃を持ち、クマとの遭遇に備えている人にとっては「滅多に出合わない」「危なくない」のかもしれません。
しかし、無防備な状態で住宅の庭先や通学路にクマが現れる地域の住民にとっては、死活問題なのです。



東出昌大さんの視点は一つの現場の声として貴重ですが、全国で起きている被害の深刻さを軽視してはいけません。



専門家の警告と統計データが示す現実を、私たちは真摯に受け止める必要があります。
まとめ:【炎上】東出昌大はどこの山で暮らす?熊は大丈夫の発言に批判!配慮不足の声殺到


今回の炎上のポイント:
- 過去最悪の統計との矛盾: 環境省発表の死者13人・被害者196人という数字と真っ向から対立
- 被害者への配慮不足: 実際に命を落とした方や負傷した方への配慮が欠けている
- 視点の偏り: 山に住む猟師の視点だけで、地域住民の恐怖を理解していない
- タイミングの悪さ: 過去最悪の被害が報告された直後の発言
私たちが考えるべきこと:
クマ被害は、山と人間の生活圏の境界線があいまいになっている現代社会の問題です。
猟師の高齢化、山の荒廃、気候変動による餌不足など、複雑な要因が絡み合っています。
一方的に「クマが悪い」「人間が悪い」ではなく、どうすれば共存できるのか、どうすれば被害を減らせるのか、冷静に議論していく必要があります。



東出昌大さんの発言は、山の現場を知る猟師としての視点として貴重ですが、今回はタイミングと表現が不適切だったと言わざるを得ません。



特に、実際に被害に遭われた方々への配慮を欠いた点は、大きな問題ですね。



今後は、多様な立場の人々の声に耳を傾けた上で、建設的な議論が進むことを願っています。
