俳優としてドラマや映画で活躍し、2025年4月17日に不慮の事故により24歳という若さで亡くなった板垣瑞生さん。
渋谷のハチ公前でのスカウトがきっかけで芸能界デビューを果たした彼の人生は、母親のある決断から始まりました。
本記事では、板垣瑞生さんがスカウトを受けた際の母親の反応や、それまでスカウトを断り続けていた理由、
そして芸能界に足を踏み入れるきっかけとなった母親の勧めについて詳しくご紹介します。
板垣瑞生のプロフィール
板垣瑞生（いたがき みずき）さんは、2000年10月25日生まれの東京都出身の俳優、元アイドルでした。
10歳のときに芸能界入りし、2014年に映画「闇金ウシジマくん Part2」で映画デビュー。
2015年には「ソロモンの偽証」で日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞するなど、若くして頭角を現しました。
また、2014年から2020年までボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしてアイドル活動も行っていました。
板垣瑞生のスカウトは渋谷ハチ公前
＜14歳頃の板垣瑞生＞
板垣瑞生さんは10歳のとき、母親と渋谷で買い物をして帰る途中、忠犬ハチ公像前でスカウトされました。
実はこの時が初めてのスカウトではなく、それまでも何度かスカウトの声をかけられていたものの、
すべて断っていたとのことです。
J-WAVEの番組「UR LIFESTYLE COLLEGE」でのインタビューでは、当時の様子をこう語っています。
「本当に芸能界ってものを知らなかったんです。興味がないとかじゃなくて、芸能界って存在を知らなかった。だから、みんなそういう家柄の方がテレビに出ているんだと思っていました。
『ハリー・ポッター』とかしか知らなかったんです。スカウトで話しかけられて、初めて知って。小5、6の頃なんですけど、『じゃあ、ちょっとやってみようかな』って始めたのがきっかけでした。」radiko
板垣瑞生がそれまでスカウトを断っていた理由
板垣瑞生さんがそれまでスカウトを断っていた明確な理由は公開されていませんが、
前述のインタビューからわかるように、芸能界について知らなかったことや、
シャイな性格だったことが要因と考えられます。
人前に出ることに消極的だった少年が、なぜ芸能界という最も人の目に触れる世界に足を踏み入れたのか。
その決断には、母親の存在が大きく関わっていました。
板垣瑞生のスカウト時の母親の反応と影響
それまでスカウトを断っていた板垣瑞生さんでしたが、この時は母親の勧めもあり、
スターダストプロモーションに所属することを決めました。（J-WAVEのインタビュー）
母親がどのような言葉で背中を押したかについての詳細な記録は見つかりませんが、
芸能界に対する理解や、息子の可能性を信じる母親の判断があったことがうかがえます。
もしかしたら、こんな母親の勧めがあったのかもしれせんね。
・「やってみないとわからないよ」「新しいことにチャレンジするのは良いことよ」といった挑戦を促す言葉
・瑞生は人前に立つのが向いているかもしれないね」といった才能を認める言葉
・「お母さんが付いているから大丈夫よ」「嫌になったらいつでもやめていいからね」といった不安を和らげる言葉
・「瑞生がやりたいなら応援するよ」といった自己決定を尊重する言葉
いずれにしても、母親の勧めは芸能界に入る強い動機付けになったことは確かです。
母親との温かい関係
板垣瑞生さんの母親関係はとてもあたたかいものでした。
あるとき、板垣瑞生さんは、母親からもらったバレンタインチョコについて語ったことがあります。
初めてもらったバレンタインのチョコについて聞かれ「小学1年生の頃に母親からもらった」と回答。「テントウムシの柄のパッケージの箱のもの。開けてみたら小さいテントウムシ（柄のチョコ）がいっぱい入っていて、うわ～と思った」と当時の心境を振り返った。スポニチ
板垣瑞生さんのチョコの反応：
「バレンタインって手作りじゃないとダメだと思っていたので、なんでこの人テントウムシ（のチョコ）？と思ったけどうれしかった」とも表現していますwedテレビジョン
板垣瑞生さんは「人生で初めてもらうわ～と思って、母親に『ありがとう』って言って、もらったのが初めてです」と回想し、幼少期の思い出として大切にしていることがわかります。wedテレビジョン
このエピソードは、板垣瑞生さんと母親との温かい関係性を垣間見ることができます。
板垣瑞生さんの家族への思い
板垣瑞生さんの家族については、「家族がいなければ今の僕は絶対にいないと思います」
「根底には家族がいるからここまでこられた部分が大きい」と語って、家族との強い絆を大切にしていたことがうかがえます。
また、4歳年上のお姉さんがいることも明らかになっており、家族仲がよく反抗期もなかったと語っています。
人見知りで芸能界に興味もなかった少年が、母親や家族との温かい関係性があったこそ、
母親の勧めに元気付けられて、芸能界入をすることができたのでしょう。
あたたか家族と過ごした板垣瑞生さんの思い出は、いつまでも人々の心に残っていくでしょう。
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