2025年のお笑い界で最も注目を集めているコンビ、ネコニスズ。「赤ちゃん」という前代未聞のキャラクターで話題をさらい、『ぐるナイ おもしろ荘2025』では見事優勝を果たしました。
しかし、この奇跡的なブレイクの裏には、13年間という長い時間をかけて築き上げられた2人の深い絆がありました。
この記事では、舘野忠臣さんとヤマゲンさんがどのようにして出会い、なぜコンビを結成することになったのか、その感動的な秘話を詳しくお伝えします。
また、独特すぎる芸風の魅力やM-1での挑戦、そして今後のブレイクへの期待まで、ネコニスズの全てが分かる内容となっています。
ネコニスズのプロフィール

基本情報
- コンビ名: ネコニスズ
- 結成年: 2012年2月
- 所属事務所: タイタン(2015年1月所属)
- 芸種: 漫才
メンバー構成
- 舘野忠臣さん(ボケ担当)
- 生年月日:1983年2月9日(42歳)
- 出身地:群馬県
- 前コンビ:野球家族
- ヤマゲンさん(ツッコミ担当)
- 生年月日:1987年1月26日(38歳)
- 出身地:大阪府
- 前コンビ:ガスマスクガール
- 出身:NSC大阪校29期
ネコニスズの結成までの感動の秘話!

プロフィールにもありましたが、ネコニスズの結成は2012年2月です。



結成してから13年になります。では、それまでの感動の話をお聞きください!
前コンビ時代の活動



ネコニスズ結成前、2人はそれぞれ異なるコンビで活動していました。


当時はマセキ芸能社のお世話になっていましたが、なかなか所属には至らず、芸人としての将来に悩みを抱えていました。
特に三四郎の小宮浩信さんの漫才を見て、「あんな熱い人に自分はなれるのか」と自信を失っていた時期でもありました 。週刊プレイボーイ


吉本興業に所属し、劇場メンバーとしてコンスタントにお仕事をもらえる状況でした。
NSC大阪校29期の同期には、見取り図、吉田たち、コマンダンテ、金属バット、ヘンダーソンなど、現在活躍中の芸人たちがずらりと並んでいます 。note



元ガスマスクガールのヤマゲンと、元野球家族の舘野忠臣の二人でネコニスズ結成したんですね。
毎日電話する特別な関係



2人の出会いは『キタイ花ん』というライブでした。
舘野忠臣さんは当時を振り返り、「ヤマゲンとは毎日のように電話してたりしてすごい仲良かった」「ネタの相談をしたり。いつも褒めてくれるから、こっちとして自信になります」と語っています 週刊プレイボーイ。
ヤマゲンさんにとって舘野忠臣さんは、何でも相談できる存在でした。「当時の彼女に告白が成功したときはうれしくて、一番最初に舘野に伝えました。
何をあんなに話すことあったんかな。時間を忘れてずっと話してました」というエピソードからも、2人がいかに深い信頼関係を築いていたかが分かります 週刊プレイボーイ。
舘野忠臣さんにとってヤマゲンさんは、厳しいことを言わずに常に自分を認めてくれる存在でした。
「基本的には自分のことを認めてくれてた」と語るように、芸人として迷いを抱えていた舘野さんの心の支えでもあったのです。 週刊プレイボーイ
運命のサンプラザ前での決断



そんな2人に転機が訪れます。



この偶然とも言える出来事が、2人の運命を大きく変えることになります。
「『どうする』ってことになって、ほぼ同時に『組もうか!』って。その後、サンプラザの前で話し合ったんだよね」と舘野忠臣さんは回想しています 。週刊プレイボーイ



サンプラザ中野くんの名前で知られるサンプラザの前で、2人は真剣にコンビ結成について話し合いました。
ヤマゲンさんは条件を提示します。「僕は元々コントしかやってないからそれしかやりたくないけどいいか」週刊プレイボーイ



舘野忠臣さんは快く「いいよ」と答えましたが、後にM-1への憧れを語ることになります。
「M-1の煽りVTRがカッコ良すぎるから、あの中に入りたい」という思いから、コントから漫才への転換を提案することになるのです。週刊プレイボーイ



解散という辛い経験を同時に味わった2人が、お互いを支え合って新しいスタートを切るって、まさに運命としか言いようがないですよね!



毎日電話するほど仲が良かったのも、今の絶妙な掛け合いの原点なんだなと感じました。
M-1グランプリでの挑戦と成長


長年の挑戦と2024年の大躍進



ネコニスズのM-1グランプリへの挑戦は、結成翌年の2015年から始まりました。
歴代のM-1成績:
- 2015年(第11回): 1回戦敗退
- 2016年(第12回): 1回戦敗退
- 2017年(第13回): 1回戦敗退
- 2018年(第14回): 1回戦敗退
- 2019年(第15回): 1回戦敗退
- 2020年(第16回): 2回戦敗退
- 2021年(第17回): 2回戦敗退
- 2022年(第18回): 2回戦敗退
- 2023年(第19回): 1回戦敗退
- 2024年(第20回): 準々決勝進出


戦略的な赤ちゃんネタ投入



2024年のM-1で注目すべきは、舘野忠臣さんの戦略的な判断でした。
「実はM-1では3回戦までは赤ちゃんネタをやらなかったんです。3回戦で勝負をかけたら、令和ロマンくるまとかが話題にしてくれて、そのおかげで注目を集めることができたのかも」と舘野忠臣さんは振り返っています 。週刊プレイボーイ
つまり、1回戦・2回戦では温存し、3回戦という重要な局面で満を持して赤ちゃんネタを披露したのです。
この判断が功を奏し、他の芸人さんたちからも話題にしてもらえるほどのインパクトを与えました。
M-1が持つ特別な意味



2人にとってM-1は単なる賞レースではなく、「売れっ子芸人への免許証」のような存在です。
舘野忠臣さんは「M-1決勝に行って売れっ子芸人への『免許証』みたいなのをもらいたいです」と夢を語っています。
準々決勝進出について、舘野さんは「今はうれしくてしょうがないですよ。うれションしそう」と素直な喜びを表現しています。 週刊プレイボーイ



9年間も挑戦し続けて、ようやく準々決勝まで行けたって考えると、本当に諦めない心の強さに感動します!



3回戦で戦略的に赤ちゃんネタを投入したのも、長年の経験があったからこその判断ですよね。
ネコニスズの今後のブレイクへの期待


おもしろ荘優勝の大きな意味



2025年元日の『ぐるナイ おもしろ荘』での優勝は、ネコニスズにとって大きな転換点となりました ナタリー。
赤ちゃんネタがお茶の間に初めて本格的に披露された瞬間でもあり、視聴者からは「気持ち悪いけどクセになる」「なんか見ちゃう」といった反応が続出しました。
2人が描く将来への夢
舘野忠臣さんの夢について、彼は「僕はずっと赤ちゃんでいたい。コジコジみたいな愛されるキャラクターになりたいです」と語っています 週刊プレイボーイ。
また、憧れの女優・満島ひかりさんとの共演や、仲良しの芸人仲間(三四郎の小宮さん、井口さん、モグライダーのともしげさん)とずっと一緒にいたいという思いも明かしています。
ヤマゲンさんの夢として、「僕は2人でやってるラジオは続けたいですね」「2人だけで喋る場はずっとあってほしい」「若い頃と変わらず仲がいいまま、いくつになっても一緒に漫才できたらなって思います」と語っています 週刊プレイボーイ。
業界と世間からの期待



現在のネコニスズは「2025年ブレイク候補筆頭」と言われるほど期待されています。 週刊プレイボーイ
その理由は
- 唯一無二のキャラクター性: 赤ちゃんというキャラクターは前代未聞
- 長年の積み重ね: 13年間の芸人生活で培った技術と経験
- 業界からの評価: 同業者からも注目される存在に
- お茶の間への浸透: おもしろ荘優勝で一般認知度が向上



13年かけて築き上げた絆と技術が、今まさに花開こうとしているのを見ていると、本当に感動しますね!



2人の純粋な友情と、お互いを大切にする気持ちが、きっと多くの人の心を掴んでいくんだろうなと思います。