この記事では、野村哲郎元農水大臣(81歳)が小泉進次郎現農水大臣に対して行った発言が
「老害」として大炎上している件について詳しく解説します。
どんな失言だったのか、なぜこれほど批判されているのか、背景にある問題まで分かりやすくお伝えします。
野村哲郎(のむら てつろう)のプロフィール


野村哲郎氏は農協出身で、農林水産分野での経験が豊富な政治家として知られています。
- 生年月日:1943年11月20日(81歳)
- 出身地:鹿児島県霧島市(旧隼人町)
- 最終学歴:鹿児島ラ・サール高校卒業
- 政党:自由民主党
- 主な経歴:
- 鹿児島県農協中央会で長年勤務
- 参議院議員4期
- 第67代農林水産大臣
- 参議院政治倫理審査会会長
野村哲郎元農水大臣の失言にいたる背景





現在、日本では深刻なコメ価格の高騰が続いています。



5キロあたりの価格が3000円を超える状況で、家計を圧迫する大きな問題となっています。
この背景には、気候変動による不作、輸入制限、そして長年の農政の問題があります。
特に、農林族議員やJA(農業協同組合)が推進してきた供給管理政策が、価格高騰の一因として指摘されています。



これは従来の競争入札より迅速に安価なコメを市場に供給する狙いです。
「随意契約」とは?小学生でもわかる簡単解説
従来の方法:「競争入札」
- どういう仕組み?:政府が「コメを売ります!一番高い値段をつけた人に売ります!」と発表
- 誰が買える?:お金をたくさん出せる業者だけ
- 結果:高い値段で売れるので、お店でも高く売られる
- 時間:入札の手続きに時間がかかる
新しい方法:「随意契約」
- どういう仕組み?:政府が「この値段で、この会社に直接売ります!」と決める
- 誰が買える?:政府が選んだスーパーなど(イオンやコープなど)
- 結果:安い値段で売るので、お店でも安く買える
- 時間:すぐに売れる
なぜ変更したのか?



コメが高くて困っている人がたくさんいるから、**「少しでも安く、少しでも早く」**コメを届けるために変更したんです。



つまり、お金儲けより、困っている人を助けることを優先したということですね!
野村哲郎元農相の失言は?なぜ老害?


何を言ったのか?



5月31日、野村哲郎元農相は鹿児島県鹿屋市で開かれた会合で、小泉進次郎農相に対して以下のような発言をしました。



さらに、同席していた森山裕幹事長(80歳)に向けて



と不満を示しました。Yahoo!ニュース
なぜ「老害」と批判されているのか?



この発言が「老害」として激しく批判される理由は以下の通りです
ネット上では以下のような批判が殺到しました
- 「これを老害といいます」
- 「こういうじいさんが居るから農林部会を通さなかったのでは」
- 「米高騰の責任を取る事が先だろう 何をバカげたルール優先させようとしてんだ」
- 「こんな輩がいるから日本の農業がダメになったんじゃないか!」
81歳という高齢で、現実の問題より「昔からのやり方」にこだわる姿勢が、まさに「老害」の典型例として映ったのです。


小泉進次郎農相の備蓄米放出が評価されている理由





小泉進次郎農相の備蓄米放出について、野村元農相の批判に対して、ネット上では小泉農相の迅速な対応を評価する声も見られています。
「これらの状況を見て、SNS上では好意的な反応が多い。一部マスコミが備蓄米を「小泉米」と呼んだことから、野党支持者を中心に批判が出つつあるが、備蓄米放出自体への評価は高い」
「進次郎がまともとは思わんけど、これだけ農水畑が騒ぐって事はやってる事は悪くはないんやろな」「これまで、自民党農林部会が、本件問題の解決に寄与してこなかったこと声高らかに宣言しちゃってるだけだよね?」「なるほど、党の部会に諮ってないからこんなスピードで出来たのか!」となどと事態を皮肉る書き込みも多数上がった。



小泉進次郎農相の備蓄米放出のメリットは
- 従来の競争入札では60キロ2万2477円だった価格が、随意契約で1万2000円台まで下がった
- 迅速な対応で市場にスピーディーに安価なコメを供給
- 「5キロ2000円」という明確な目標設定



国民はコメが高くて困ってるのに、「手続きが先だ」って言われても困りますよね。
現在確認できる情報では、小泉農相の備蓄米放出に対する直接的な大規模な支持よりも、野村元農相の批判に対する反発という形での間接的な評価が多く見られます。
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