衆議院解散で総理大臣はクビ?どうなるのかを小学生でもわかる超かんたん解説

衆議院解散で総理大臣はクビ?どうなるのかを小学生でもわかる超かんたん解説

ニュースで「衆議院解散」って聞くと、「総理大臣もクビになっちゃうの?」って思いますよね。

実は、衆議院議員はみんな辞めることになるけど、総理大臣は特別なんです!

この記事では、衆議院解散で総理大臣がどうなるのか、誰が決めるのか、なぜやるのかを小学生でも分かるように超かんたんに解説します。

目次
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衆議院解散ってなに?【小学生向け】

【結論】衆議院解散=今のメンバーをいったん全員リセットすることです

衆議院は、国のルールを決める人たちの集まりです。本来は4年間お仕事をしますが、途中で「いったん終わり!」にして、もう一度えらび直すことがあります。

たとえ話で説明すると

学校で考えてみてください。

  • 今のクラスでうまくいかなくなった
  • 先生が「一度クラス替えしよう」と言った

これが衆議院解散です。

解散すると

  • 今の衆議院議員 → いったんおしまい
  • 国民が選挙で → 新しい人をえらぶ

という流れになります。

最初はむずかしそうに聞こえますが、「えらび直し」と考えると一気に分かりやすくなりますね。

エラコ

ニュースが急に身近に感じられると思います。

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衆議院解散で総理大臣はクビになるの?答えはNO!

【結論】総理大臣はクビになりません!仕事を続けます

ここが一番よくある勘違いです。衆議院が解散されると、衆議院議員は全員が一度クビ(議員の資格を失う)になります。

でも、総理大臣だけは特別で、次の総理大臣が決まるまでずっと仕事を続けるんです。

なぜ総理大臣だけ続けられるの?

日本国憲法第71条に、こんなルールが書かれています。

「内閣総理大臣は、衆議院の解散や衆議院議員の任期満了により国会議員の地位を失っても、次の内閣総理大臣が任命されるまでの間は、その地位を失うことはない」

首相官邸ホームページ「内閣制度の概要」

つまり、こういうことです:

  • 衆議院議員としての資格:解散でなくなる
  • 総理大臣としての地位:次の総理が決まるまで続く
  • 仕事の内容:外交や閣議など、必要な仕事は全部続ける

実際にどんな仕事をするの?

2012年11月16日に衆議院が解散された時、当時の野田佳彦総理大臣は、解散後もカンボジアで開かれる国際会議に出席して、外交の仕事をしっかりこなしました。閣議も開いて、国の運営を続けたんです。

日本経済新聞「衆院解散後の内閣とは 首相・閣僚は仕事を続行

じゃあ、いつクビになるの?

それは選挙の結果しだいです。

  • 選挙に勝つ → そのまま総理大臣を続ける可能性が高い
  • 選挙に負ける → 総理大臣をやめる可能性が高い

つまり、解散=即クビではないということです。

「クビ?」と聞くとドキッとしますが、段階があると分かると安心しますね。

エラコ

総理大臣だけは特別に仕事を続けられるんだって知ると、国のリーダーが突然いなくなることはないんだなと安心しました。

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衆議院解散は誰が決めるの?総理大臣が決めるの?

【結論】内閣総理大臣がリーダーシップをとって決めます

衆議院解散は、内閣総理大臣が中心になって決めています。「総理大臣の専権事項」とよく言われますが、正確には内閣全体で決める必要があります。

解散が決まるまでの流れ

  1. 総理大臣が解散を決める:内閣総理大臣が「解散しよう」と考える
  2. 閣議で決定する:内閣のメンバー(大臣たち)が集まって、みんなで賛成する
  3. 正式に発表される:解散が正式に決まり、衆議院に伝えられる

衆議院「内閣総理大臣の衆議院解散権に関する質問主意書

「総理大臣の専権事項」ってどういうこと?

ニュースでは「解散は総理大臣の専権事項」ってよく言われますよね。これは、総理大臣が好きなタイミングで解散を決められるという意味です。

でも実際には、ちゃんと閣議で大臣たちの同意も得る必要があります。

もし大臣が反対したら、総理大臣はその大臣をクビにすることもできるので、結局は総理大臣の意思で解散できるんです。

解散は首相の専権事項って本当?

また学校でたとえると

  • クラス替えを決めるのは学校
  • でも「今やろう」と決めるのは校長先生

こんなイメージです。

だからニュースでは「○○首相が衆議院解散を検討」という言い方になるんですね。

参議院は解散しないの?

衆議院だけが解散できて、参議院は解散できません。これは憲法で決まっています。

参議院議員は6年の任期があって、3年ごとに半分ずつ選挙で入れ替わる仕組みなので、解散する必要がないんです。

「みんなで話し合っているけど、決断する人がいる」と考えると納得しやすいですね。

エラコ

総理大臣が解散のタイミングを選べるって、すごい権限だなと思いますが、リーダーの役割の重さも感じます。

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なぜ衆議院解散をやるの?3つの主なタイミング

【結論】国民に『このやり方でいい?』と聞くためです

衆議院解散は、総理大臣が「今がチャンス!」とか「国民の意見を聞きたい!」と思った時に行われます。主に3つのタイミングがあります。

タイミング①:選挙で勝ちやすい時(政権に有利な時)

政権が国民から支持されている時、総理大臣は「今なら選挙で勝てる!」と考えて解散することがあります。

  • 人気が高い時に選挙をすれば、与党が議席を増やせる可能性が高い
  • 逆に人気が下がってからだと選挙で負けるかもしれない
  • だから、タイミングを見計らって解散する

タイミング②:内閣不信任案が可決された時の対抗策

国会で「この内閣は信用できない!」という不信任案が可決されると、内閣は10日以内に総辞職するか、衆議院を解散するかを選ばなければいけません。

  • 不信任案が可決される=野党が「この内閣はダメだ」と言っている
  • 総辞職すると内閣が終わってしまう
  • だから、解散して国民に判断してもらう道を選ぶことがある

スペースシップアース「解散総選挙とはどんな時にするの?

タイミング③:政策が進まない時(法案が通らない時)

国会で大事な法案がなかなか通らない時、総理大臣は「国民の意見を聞き直そう」と考えて解散することがあります。

  • 野党が反対して法案が通らない
  • 与党内でも意見が分かれている
  • 選挙で勝てば、国民から「この政策でいいよ」というお墨付きをもらえる

過去の有名な解散の例

  • 2005年「郵政解散」:小泉純一郎総理大臣が郵政民営化の法案が参議院で否決された後、「国民に問う!」と言って解散しました
  • 2021年「超短期解散」:岸田文雄総理大臣が就任してわずか10日後に解散。新しいリーダーとしての信任を得るためでした

スペースシップアース「解散総選挙とはどんな時にするの?

解散はズルではなく、国民に聞き直す行動だと分かると印象が変わりますね。

エラコ

でも、解散するってことは選挙でお金も時間もかかるから、本当に必要な時にだけやってほしいなと思います。

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衆議院解散後の流れは?総理大臣はどうなるの?

【結論】解散→総選挙→新しい総理大臣が決まるまで、今の総理大臣が仕事を続けます

衆議院が解散されてから、新しい内閣ができるまでの流れを、時系列で見ていきましょう。

ステップ①:解散当日(衆議院議員は全員クビ)

  • 衆議院議員は全員、議員の資格を失う
  • でも総理大臣と大臣たちは、仕事を続ける
  • この状態を「職務執行内閣」と呼ぶ

ステップ②:解散後40日以内に総選挙

  • 解散から40日以内に、衆議院議員総選挙が行われる
  • 国民が投票して、新しい衆議院議員を選ぶ
  • この期間も、総理大臣は仕事を続けている

ステップ③:総選挙後30日以内に特別国会

  • 総選挙が終わったら、30日以内に特別国会が開かれる
  • 新しく当選した衆議院議員たちが集まる
  • ここで新しい総理大臣を決める投票(指名選挙)が行われる

ステップ④:内閣総辞職

  • 新しい総理大臣が決まると、今までの内閣は総辞職する
  • ここで初めて、今までの総理大臣が正式に辞める

首相官邸ホームページ「内閣制度の概要」

ステップ⑤:新内閣発足

  • 新しい総理大臣が、新しい大臣たちを選ぶ(組閣)
  • 新しい内閣がスタート!

表でまとめると、こんな感じです

タイミング総理大臣の状態衆議院議員の状態
解散前総理大臣+衆議院議員全員いる
解散直後総理大臣のまま(議員資格は失う)全員クビ
総選挙期間総理大臣として仕事を続ける選挙活動中
特別国会前総理大臣として仕事を続ける新議員が当選
新総理指名後総辞職して正式に辞める新議員として活動開始

「職務執行内閣」って何をするの?

総辞職後、新しい総理大臣が決まるまでの内閣を「職務執行内閣」と呼びます。

この内閣は:

  • 行政が止まらないように、必要な仕事だけをする
  • 新しい政策を積極的に進めることは控える
  • 緊急事態が起きた時には対応する

日本経済新聞「衆院解散後の内閣とは 首相・閣僚は仕事を続行

筆者の感想

順番で見ると、意外と整理されていて分かりやすいですね。

エラコ

解散から新しい内閣ができるまで、けっこう時間がかかるんだなと思いましたが、その間もちゃんと総理大臣がいて国を動かしてくれるから、安心だなと感じました。

まとめ:衆議院解散で総理大臣はどうなるのかを小学生でもわかる超かんたん解説

衆議院解散は、むずかしい言葉ですが、ポイントは3つだけです。

ポイント①:衆議院解散=えらび直し
今の衆議院議員を一度リセットして、国民がもう一度選び直すことです。本来は4年間の任期があるけど、途中で「いったん終わり!」にすることができるんですね。

ポイント②:解散しても総理大臣はすぐクビにならない
衆議院議員の資格は失うけど、総理大臣としての地位は次の総理が決まるまで続きます。憲法でちゃんと決まっているから安心です。外交や閣議など、必要な仕事は全部続けます。

ポイント③:続けるかどうかは選挙の結果しだい
解散後の選挙で勝てば、そのまま総理大臣を続ける可能性が高いです。負けたら、総理大臣をやめる可能性が高くなります。結果を国民が決めるのも大事なポイントです。

おまけ:誰が決めて、なぜやるの?

  • 誰が決める? → 内閣総理大臣が内閣(閣議)で決める。総理大臣のリーダーシップがとても大きい。
  • なぜやるの? → 国民に「このやり方でいい?」と聞くため。選挙で勝ちやすい時、不信任案への対抗、政策が進まない時などに行われる。

ニュースは知識があると、こわいものではなくなります。

これから「衆議院解散」という言葉を聞いても、「あ、えらび直しだな」「総理大臣は続けるんだな」「選挙があるんだな」って落ち着いて見られるはずですよ!

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