米の価格がずっと高いままだったため、政府がついに備蓄していたお米を売り出すことになりました。
でもちょっと待って、「備蓄米」って実際いつの米なの?
味はまずいの?
この記事では、2025年に市場に出された備蓄米について、いつの米なの?本当にまずいのか、気になるその味についてお答えします。
備蓄米についての基礎知識から、おいしく食べる方法まで、これを読めば備蓄米のすべてがわかりますよ!
備蓄米とは何か、その基本知識


備蓄米は、国が“いざという時”のために保管しているお米なんだよ!



お米がとれない年にも困らないように、日本政府が食料を備えているんです。
1995年に「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律」により制度化されました。
現在は約100万トン(10年に一度の不作にも供給できる量)を備蓄しています。



お米が足りなくなった1993年の“平成の米騒動”がきっかけで、1995年から備蓄制度が始まったんだ。



政府は毎年約20万トンの米を買い入れ、約100万トンのお米をストックしていて、大きな不作なや地震などの緊急時にに備えています。
これまでは主食用としては東日本大震災や熊本地震では、備蓄米が少しだけ使われました。
でも今回は、米の値段が上がりすぎたため、はじめて主食としてたくさんの備蓄米が出されることになったんです。



名前は知ってたけど、実際にここまで大量に出されるのを見るのは初めてですよね。



“もしもの時”だけに使われていたお米が、今こうして私たちの食事に出てくるのは、ちょっと変な気分です。
備蓄米はいつの米?





2025年の初回放出で販売される備蓄米は、約15万トンのお米のうち、10万トンは2024年に作られたもので、5万トンは2023年に作られたものです。



2024年産のお米は主に小売店で販売され、2023年産は外食やお弁当といった中食向けに使われる見込みです。



初回の入札で落札された備蓄米は合わせて41品種にもなります。
数量が多いのは下記のとおりです。
2024年に収穫されたお米:
- 青森県産の「まっしぐら」…約2万トン
- 新潟県産の「こしいぶき」…約1万3,000トン
2023年に収穫されたお米:
- 山形県産の「はえぬき」…約1万6,000トン
- 宮城県や福島県産の「ひとめぼれ」…約1万1,000トン



新しい2024年産のお米がこんなに多いとは意外です!



備蓄米は古いお米だと思ってたけど、実は昨年の新しいお米も含まれているんですね。



これなら、『古くてまずい』っていうイメージは捨ててもいいかもしれない!
備蓄米はまずいのか?専門家の見解





備蓄米のブレンド米を食べてみたお米マイスターの渋谷さんにお話を伺うと、



実際に試食したところ、備蓄米は忖度なしで普通に美味しいと!



専門家がそう言ってくれると、信頼できて安心しますね。



やっぱり『備蓄米はまずい』っていうのは、過去のイメージかも



管理がしっかりしている環境で保管されているので、家庭で保存するより鮮度が良いことも考えられますね。
備蓄米はいつの米?店頭での備蓄米の見分け方





実は、JA全農が備蓄米を『備蓄米』と書かずに販売するよう、取引先に頼んだそうです。



えっ、備蓄米が販売されていても、それがわからないってことですか?



ただ、見分けるコツはあるんだよ!
備蓄米を見分けるコツは、次のようになります。
- ブレンド米である可能性:放出された備蓄米の多くは「ブレンド米」として販売されます
- 表示を確認:お米の袋に『複数原料米』や『複数年産米』の表示や、複数の収穫年が書かれているものは備蓄米の可能性が高いです。
- 価格の目安:備蓄米が使われたブレンド米は、単一銘柄のブランド米よりも、1キロあたり50円以上安く買えることがあります。



「備蓄米」って表示がないなんて、ちょっとびっくりですね。



でも「『複数年産米』って書いてあったり、値段が安めだと備蓄米かもしれないと分かるのは助かります。



実際に店頭で見かけたら、ぜひチェックしてみたいと思います。
備蓄米の保管期間と方法





備蓄米は最長で5年保存されるんですよ。



毎年20万トンずつ入れ替える『回転備蓄方式』で運用されていて、5年を超えたお米は主に飼料用に売られます。
ほとんどのコメは玄米で倉庫に保管され、温度は15度以下、湿度は60〜65%に保たれる厳格なルールのもと管理されています。



低温の環境で玄米を保存しているので、家庭で冷蔵庫に入れるのと同じように鮮度が保たれているんですね。



家庭で常温保存するお米より、備蓄米のほうが管理がしっかりしていますね。
備蓄米を美味しく食べるコツ





備蓄米も含めて、古米をおいしく食べるためのポイントをご紹介します。
浸水時間は少し長めに:新米より30分くらい長く水に浸すと、お米がしっかり水分を吸って柔らかく炊けます。
炊く前にひと工夫:お米1合に対して、酒かみりんを小さじ1〜2杯加えると甘みがアップします。このとき、その分だけ水を減らすのがポイントです。
炊き方のコツ:普段より少し多めの水で炊くとパサつきを防げます。目安は1割ほど多めの水です。
保存のポイント:開封後の備蓄米は冷蔵庫の野菜室で保存すると、おいしさが長持ちします。



お酒やみりんで甘みをアップさせる方法は、ぜひ試してみたいですね。



普段の炊飯でも使える技なので、覚えておくと便利そう!
備蓄米を使った美味しいレシピの提案



備蓄米を使っておいしさアップする方法をいくつかお教えします。
- 混ぜご飯にする:具材の旨味や香りがお米に移り、単体の味の気になる部分をカバーできます
- チャーハンや炒飯に:香ばしく炒めることで、古米特有の風味が気にならなくなります
- カレーやリゾットなど味の強い料理に:ソースや具材の味が主役になる料理に使うと、お米の味の違いが気になりません



お米そのものの味が気になる場合は、ぜひアレンジレシピを試してみるのがおすすめです!
備蓄米はいつの米?味がまずいって本当?を調べて





2025年に放出される備蓄米は、2023年産と2024年産のお米でした。



「備蓄米=まずい」というイメージがありましたが、実際には厳格な管理のもとで保存されていて、専門家からも「普通に美味しい」と評価されています。
店頭では「備蓄米」と明示されませんが、「複数原料米」「複数年産米」の表記や価格の安さから見分けることができます。
さらに浸水時間を長くしたり、酒やみりんを加えるなどの工夫で、より美味しく食べることができます。



備蓄米ってどのくらい古いの?まずいの?』という素朴な疑問から話を始めましたが、



調べてみると、けっこう新しいお米だったり、味も悪くないとわかりました。



偏見を持たずに、ぜひ一度試してみる価値がありそうです。



私も見かけたら、ぜひ購入して炊いてみようと思います!


コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 【2025年】備蓄米はいつの米?味がまずいって本当?美味しく食べるコツは […]